仏教において仏門に入ったということです。戒律を守ることの証として
与えられる名前です。
出家修行者は得度の時、受戒の師僧によって与えられます。
上座部仏教(小乗)は出家後に南伝仏典に残る阿羅漢に変名するため、
その意味で法名と呼びます。
一般的に戒名と言いますが浄土宗では法名、日蓮宗では法号が正式
名称です。
戒名は沙彌戒(十戒)を受ける時に師僧より戒名(法名)を授かり
俗名を捨てることです。
元々は戒名(法名)は生前、死後の区別はありません。
戒名の種類
院号、院殿号
院号は天皇、皇族などが寺を布施した場合その徳と称えて院号が
送られ、武士が寺を布施した場合は院殿号が贈るられます。
生前に寺院に対して高い貢献をした人に付けられるものです。
居号
居士、大姉は出家せず家庭において修行する仏教信者
信士、信女
信士、信女は仏教信者として五戒や十善戒を保つ成年の男女で
満十八歳以上で死亡した者に対して付けられます。
童子・童女
満十七歳以下の未成年の男女の位号です。
孩児(がいじ)・孩女
幼児の位号です。
嬰児(ようじ)・嬰女
乳児の位号です。
水子(すいじ)
死産や乳児の頃に夭折した者に対して付けられる
受戒によって戒名が付けられその布施で寺院が建てられるものですが
寺院を建てるに及ばないが通常の布施より高額な戒名料という相場が
できたようです。
フレアの戒名料
戒名授与 |
童子、童女、〜水子 |
20,000円 |
信士、信女 |
25,000円 |
居士、大姉 |
40,000円 |
院号 信士 信女 |
80,000円 |
院号 居士 大姉 |
120,000円 |